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2006年 05月 04日
北海道中部に歌志内(うたしない)という町がある。かつて石炭産業で栄え、昭和23年には46,000人の人口があったが、その後石炭産業の衰退により人口は減少し、現在は日本一人口の少ない市(人口約5,300人)となっている。 そんな歌志内市に唯一残る大正時代のレンガ造建物がある。この建物は、 1920(大正9)年から酒屋の倉庫として使用されてきたが、人口の減少とともに地域の購買力が低下し平成に入ってから閉鎖された。 1996(平成8)年、地元画家の本城さんが一部を増築して、現在は「大正館」をギャラリーとしてオープンし、明治から昭和初期までの生活骨董品を多数展示している。 ギャラリー内の様子 ギャラリーの中は空きスペースを探すのが困難なぐらい骨董品で埋め尽くされていた。 ここにいると懐かしさで胸がいっぱいになってくる。 たくさんの福助と昔のミシン。 蓄音機とたくさんの壁掛け時計。 昔の掃除機とストーブ。 2階へ続く階段。 この階段なんかすきだ。 ごちゃごちゃしてるんだけど整頓されててなんかよい。 ここさある骨董品をみてっとよぐとっておいたなぁってものがたくさんあるんだ。はかりだったり水筒だったり看板だったり。 むがしのスキー靴と国鉄時代の旅客運賃表。 年代は不明だけど、札幌までが910円、青森までだば5,000円、東京都区内だら9,300円だったそうだ。今だら東京まで飛行機で2時間ぐらいでいけっけど、むがしのように鉄道と連絡船使っていったら1日じゃきかんべな。 せんべいやまんじゅうなんがを焼く焼型とかんかん。モナカカレーってなんだべさ。 ガラス製のブイみたいなでっかいビン。ワインでもいれんだがなぁ。むがしはこんな容器に味噌入れてたんだなぁ。 この夜、子供の頃、じいちゃん、ばあちゃん家の物置さ入って遊んでたころの記憶が蘇ってきた。そんなところだったさ。 <施設情報> 所在地 北海道歌志内市本町1 アクセス JR函館本線「砂川駅」 ⇒中央バス「砂川ターミナル」(歌志内線) ⇒「歌志内市街」下車、徒歩約1分 期間・時間 4~10月の10:00~15:00 ※ゴールデンウィーク期間に10日間前後(10:00~18:00) 料 金 無料 ※2006年5月4日時点の情報です。 <その他情報> ■関連リンク ・歌志内ホームページ
by katakanano01
| 2006-05-04 14:45
| [博物館・資料館]
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